2010年9月2日木曜日
小幅生地
皆様こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。
本日も宜しくお願い致します。
連日暑かった8月も終わり、昨日から9月に突入しました。まだまだ暑い日が続きそうですが、学生の皆さんは元気に登校しておりましたね。新学期もスタート!! 気分一新で今月も頑張りましょう♪
店内の方は、お陰様で全ての夏物も在庫が少なくなり、完売まではもう少しでございます。今まで寝苦しくて何も掛けずに寝ておられた方も、少し涼しく感じた際には肌掛ふとんやタオルケットもまだございますので、買い替えをご検討されていらっしゃる方はお早めにご来店下さい。今月はお値段もどんどん交渉して下さい。
さて今回は、以前にもブログに載せたか???覚えておりませんが、最後の1枚だったので載せさせていただきました。昔ながらの側生地でございますが、これは決して古側ではございません。未使用・新品の側生地です。
この側生地は、以前より当店がお付き合いさせていただいていた静岡県東部の生地屋さんより購入した物です。
当時、わた組合での会議にて、この生地屋さんとお会いした際に「凄い生地が出てきたんだが、興味があったら買いませんか?」と言われ、後日、お伺いさせていただき拝見致しました。
お話を聞くと、30年程前に旅館の女中さんの浴衣用に作られた小幅の生地だったのですが、直前でキャンセルとなりそのまま密閉梱包。その後、何故なのか忘れられて???年月が経ち、倉庫内を片付けていた時に発見(!?)無事された生地だったのです。柄は派手で少々レトロ感もございますが、私は迷わず購入。
手織りの小幅地、しかも未使用品。このような側生地に出会ったのは東京蒲団技術学院生当時に夜着の勉強をした時以来です。
このような生地の特徴は、とにかく通気性に優れている事です。しかも軽い。サテン地に比べても非常に軽い生地です。日本の気候には一番適した生地なんですよ。
一般的に、この生地は「夜具地」と呼ばれており、有名な物では「青梅夜具地」「会津夜具地」そして、静岡県内でも近頃復活した「遠州夜具地」がございます。「青梅夜具地」は、残念ながら、先日、生産終了となってしまいましたが、会津夜具地と遠州夜具地はまだまだ健在です。どちらも素晴らしい生地なので、今後もご希望とあれば当店でもお取り寄せしてお仕立ていたします。
古き良き物でも、未だに現代の物がそれに適わない!!
このような物がいつまでも続いて欲しいですね。そして、その役目も我々の使命でもあります。
今日はここまで。次回もお楽しみに~♪
9月も頑張るどぉー
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