2010年9月4日土曜日
誤表示?
皆様こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。
本日も宜しくお願い致します。
連日、残暑厳しいですが、朝晩は少しずつ涼しくなってきたように思います。皆様のお住まいでは如何でしょうか?暦では既に秋です。涼しくなってからバタバタと秋冬支度するより、今からコツコツやっておきましょうね。
9月に入り店の方も忙しくなって参りました。昨日・一昨日で綿打直し10枚程と羽毛リフォーム3枚のご注文が、そして、昨日は2組様の御婚礼ふとんのご注文もあり、本当にありがとうございました。2組様共、敷ふとんは木綿わたでのご注文でした。やはり日本の気候には木綿が一番適しております。最高の技術で最高のお仕立をさせていただきます。重ね重ねありがとうございました。
さて今回は、始めに掲載している画像をご覧下さい。
一昨日、羽毛リフォームのご注文でお客様宅へお邪魔させていただき、実際にお布団を拝見したところ、普段あまりご使用してなく綺麗な状態でしたが、お客様より「温かくないわ、ガサガサ音が気になる」と。
残念ながら触っただけでも分かる位の「羽根掛ふとん」でございました。当店では羽根掛ふとんはリフォーム対象外商品なので、お客様へ分かり易くご説明するために品質表示を確認してところ…!!! 自分の目を疑いました。
「あれっ???」
ダウン10% フェザー90%
なのに、名称は「羽毛掛ふとん」
ナンデ???
品質表示の横には、中に入れてある羽根(フェザー)の見本が袋に入れて付けてありましたが、これも立派なフェザーです。取り合えず、お客様には事情をご説明して今後も使わないと言うことなので当店で処分させていただきました。
そもそも、「羽毛掛ふとん」と「羽根掛ふとん」の違いは、ダウン比率がフェザー比率を上回っていれば「羽毛掛ふとん」、その逆にフェザー比率がダウン比率を上回っていれば「羽根掛ふとん」となります。では、この品質表示は誤表示なのか、それとも偽装表示なのか、不思議でなりません。
もし小売り側が、価格が安くても「羽毛掛ふとん」と表示しておけば大丈夫だろう!!と悪質な考えや、品質表示を確認している業者方が羽毛掛ふとんと羽根掛ふとんの違いを知らないとなれば、これは大事(おおごと)です。
過去に食肉偽装表示や、輸入品を「国産」と偽装表示した事件がございましたね。
品質表示は絶対に正確でなければなりません。特に寝具は中が見えない物が多く、それをお客様との信頼の上で販売しております。製造元で誤表示や別物が入れてある場合には、我々専門店がそれを見分けて返品します。何があってもお客様へのお手元にお渡しする訳にはいけません。
ちなみにお客様はこの商品を…、農○でお買上されたそうです。
皆様もお気を付け下さいませ。
さぁ~てと、今日も頑張るどぉー
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