冬の冷え性対策は、夏の生活で決まります!!

暑い日でも シャワーで済まさず、入浴で体の芯から温めること、ストレッチや適度な運動で

血行促進を心掛けましょう。





肩こり・腰痛・冷え性等、不眠症には「枕」と「敷ふとん」で大きく改善します!!





☆七つのポケットで高さを自由に調整できて中材も選べる あなただけのオンリーワン枕!!

西川リビング 「ピュアスリープ2まくら」10,500円~

肩こり・首凝り・いびき・寝違えることが多い方は枕の高さを見直してみましょう。





☆キング オブ ふとん 「木綿敷ふとん」

新しい木綿わた入り敷ふとん から 綿打ち直し まで、快くお引き受けいたします。

1枚1枚、一級寝具製作技能士がお仕立ていたします!!





☆究極の敷ふとん西川リビング「快圧ふとん」シリーズと、ラテックス素材(天然ゴム100%)の「ボディドクター」は

店内の「お試しコーナー」にてご自由にお試しいただくか、

そのままお持ち帰りしての「無料お試しリース」もお気軽にご利用下さい。





☆「NO コイルスプリングベッドマット!!」

ベッドは家具ではございません。立派な寝具です!!

各種 敷ふとん・ベッドマットとの組み合わせは自由自在。

地元 木材工場で製造された「天然木製 スノコベッド」も是非お試し下さい。





「寝られればいい」から「しっかり眠る」へ

良質な睡眠 「快眠」 は、健康の源です!!





不眠で悩みの方もお気軽にご相談下さい。 ご一緒に解決していきましょう!!



当店は「在宅介護者」のお手伝いもいたします。


寝具でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。







がんばろう 日本!!  がんばろう Nakama!!







2010年5月31日月曜日

枕外来



皆様、こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。
今日も宜しくお願い致します。

ブログ更新の間隔が少し空いてしまいました。実は金曜日から体調を崩しました。この寒暖の差に遂に風邪を引きまして、しかも、この風邪、かなり強烈な症状で、とにかく喉の痛みと鼻水、そして発熱が続きます。熱は連日38度まで上がります。昼間の暑さにも関らず寒気が酷く、片付けたばかり冬用の仕事着を引っ張り出して汗だくになりながら休まず仕事をしております。そんな状況でも「おふとんリフレッシュセール」には、連日、多くのご注文をいただいており、誠に感謝しております。

さて今回は、前回の予告どおり、GW以降、数多くのお問い合わせをいただいている「枕外来」について語らせていただきます。

先に言っておきます。寝具専門店でも近年では枕の研究に日夜励んでいらっしゃる方も大変多いです。その方々の邪魔やご迷惑を掛けたくなかったので、このブログでは枕の事は一切触れませんでした。なので今後もあまりブログでは枕の件に関してはご質問があった時にお答えさせていただくか、新製品のご紹介の時だけに限らせていただきます。

GW中にTBS系「キンスマ」と「はなまる」にご出演された枕外来の山田先生、枕に対して大変熱心な方で、私も何年か前に著書を読んだ事がございました。使い古した座布団やタオルなどを使って枕の高さを計る事は、ご家庭でも簡単に出来ることなので、時々、私もお客様へこの方法をアドバイスしております。

機械での測定も可能ですが、寝て計る場合、敷ふとんが異なりますと高さも異なります。そして、どんな測定でも、ご購入された枕にカバーを填めた際、若干高さが高くなりますので、その後の微調整が必要となりますのでご了承下さい。

あの放送を観た私や同業者からある疑問が沸きました。

疑問① : 寝ている時に仰向けの状態と横向きの状態で、なぜ枕の高さが同じ方がいいのか???

「キンスマ」で実験台になっていた肩こり症の女性芸人が横向きでも「これで大丈夫です。楽です。」と答えておりましたが、首が横に向いているだけで両肩は敷ふとんに付いておりましたよ…!?
横向きに寝ている時は、必ずどちらかの肩は上を向いているはずなので、横向きの場合は仰向けより高さが高くなるはずです。

疑問② : 枕に使われている素材がウレタンですが、それって蒸れませんか???

「ハナマル」の時は枕の中も映しておりました。使われている素材はかなり柔らか目でスポンジに近いウレタンでした。HPには特殊ウレタンと載っておりましたが、「寝具」に関して、昔から切っても切れない基本用語がございます。

それは、「頭寒足熱」(ずかんそくねつ) です。

眠っている時は頭を冷やして足を暖めるのが基本中の基本。なので昔から今日まで親しまれている枕の素材の一つに「ソバガラ」があり、昔は「モミガラ」や「あずき」もございまして、全て頭を冷やす素材として用いられて参りました。皆様がよくご存知の枕で一斉を風靡した「低反発枕」もご使用された方より 頭が蒸れる との理由で近年では寝具専門店やメーカーからもお取り扱いを辞めているのが現状です。
従って枕ほど、通気性に優れていないと使いづらい品はございません。

あともう一つ疑問が。これは当店へご来店されるお客様からなんですが…

疑問③ : 最近の枕は低すぎませんか???

「キンスマ」に出演されていた女性芸人の高さを測定したところ、適正の高さは 8cm でした。
芸人さんは体格がガッシリして男性並みでしたので8cmの高さだったと思いますが、現在、某有名メーカーで市販されている枕で8cmの枕なんてありません。当店へご来店されるお客様で特に男性の方に多いのですが 何処の寝具専門店へ枕を買いに行っても低い枕ばかりで使いづらい とのお問い合わせがございます。私も同感です。女性の肩こりに対する枕の開発ばかりに目を向けてしまって、男性でガッシリとした体格用の枕はまったくと言っていい程ありません。

当店では今でも高さ調節が可能な「ソバガラ」をお勧めしておりますし、通気性に優れている「パイマー」(ストローを細かく切った感じの物)を多めに詰めて、ご自宅で調整した際に減らしてもらう様にしていただいたりしております。過去に14cmの枕で調度いい高さだったお客様もございます。

最後にこれだけは付け加えさせて下さい。
「肩こりが酷い方は、枕だけで治そうとお考えならないで下さい」

枕で肩こりを防ぐ事は可能かもしれませんが、肩こりを治す品物ではございません。
酷い肩こりの方は、一度、病院なり整体へ通う事をお勧め致します。

このように、枕とは年々奥が深い商品となっておりますので、ご購入される際には、とにかくご意見ご要望をお聞かせ下さい。それとお時間も下さいね。

次回は、チョットだけ店内をご覧いただきたいと思っております。お楽しみに~♪

体調悪いけど、負けじと今日も頑張るどぉー

2010年5月27日木曜日

おふとんリフレッシュセール パワーアップ企画 編



皆様、こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。

「おふとんリフレッシュセール」も今日で一週間が経ちました。
今朝は少し冷えまして五月も下旬というのに、相変わらず変な気候が続いておりますが、そんな本日も多くのご注文をいただき、厚く御礼申し上げます。そして、Eメール宛にお問い合わせもいただきありがとうございます。

昨日と一昨日は午後より同業者の各組合の総会がございまして出席して参りました。懇親会の席では熱い意見が出たりと、元気な同業者に囲まれて毎回勇気付けられてます。静岡県内の寝具専門店はまだまだ元気です。

さて今回はリフレッシュセールで今年から始めた新たな企画をご紹介させていただきます。


第1弾は、「羽毛リフォーム」に新サイズを追加しました!!
新サイズは 四布サイズ 140cm×200cm です。

この寸法は、旧シングルサイズと思って下さい。本来、羽毛ふとんのシングルサイズは150cm×210cmですが、以前より「大き過ぎる」とのご意見が多々ございました。特に病院の介護用ベッドにご使用する際には、ベッドの周りがサークル状となっておりますので、従来の羽毛ふとんを掛けると丸まってしまい使い辛いとのご意見もございました。それならばと思い当店の羽毛リフォーム契約工場と相談して、今回より四布サイズへのリフォームを始めさせていただきました。特注サイズなので「柄おまかせコース」より料金が若干加算されますが、側生地は柔らかな60サテンをご使用させていただきます。


第2弾は、「羽毛リフォームコース」と「綿打ち直しコース」を同柄でお仕立てさせていただきます!!

近年では、羽毛掛ふとんに木綿敷ふとんをご使用になられているお客様が多くなりました。そこで、同時におふとんをお手入れされるなら、柄も掛・敷共に合わせてみては如何でしょうか!?と、当店よりのご提案でございます。こちらも料金が若干加算されますが、出来上がりますと見栄えもいいですよ♪

以上、上記の2つの新企画は今後、当店の継続企画とさせていただきますので、ご注文の際には店員までお気軽にお申し出下さる様、宜しくお願い致します。

尚、「おふとん丸洗いコース」は、今年より全品値下げをさせていただきました!!
料金を前払いしていただいた先着100枚までの「秋までおふとんお預りサービス」も、まだまだお受け出来ます。お早目のご注文を宜しくお願い申し上げます。


最近、お客様よりいただくお問い合わせの中に、GW中に放送した「枕外来」についてのご質問が大変多いです。私もその放送を偶々観ておりました。次回はこの「枕外来」について、私なりの考えをお伝えしてみようと思っておりますが、このブログは試験的公開時より、長年お付き合いさせていただいている外科医の先生や、普段、私の腰痛を治してくれる整体の先生にもご覧いただいております。更に知らぬ間に多くの同業者の方にもご覧いただいております。かなり慎重に言葉を選んでお伝えしなければと思っております。

次回も宜しくお願い申し上げます。

明日も頑張るどぉー

2010年5月24日月曜日

おふとんリフレッシュセール 羽毛リフォーム編


皆様、こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。

おふとんリフレッシュセールも4日目に突入しました。昨日からの悪天候にも拘らず、沢山のご注文をいただき本当にありがとうございました。昨日も今日も激しい雨の中、社用車でお客様宅へお伺いしておりますが、どのお客様も快くお邪魔させていただき、ご説明も聞いていただき誠に感謝しております。

さて今回は、おふとんリフレッシュセールの「羽毛リフォーム」についてご説明させていただきます。
このブログで予告したから…と、言う訳ではございませんが、昨日今日は羽毛リフォームのご注文が大変多かったです。

どの寝具専門店も、近年では羽毛リフォームのサービスをしておりますが、この羽毛リフォームも当店では約10年前よりサービスを開始致しました。当時は料金も高く、お客様や同業者やメーカーなどからもあまりご支持を得られておりませんでした。当店でもご利用されるお客様はまだ少なかったです。しかし、羽毛ふとんをご使用されているお客様は年々増えていたので、必ずご支持を得られる日々がやってくると信じて継続して参りました。

そしてこの5年間で一気にリフォーム工場が増えて料金もお手頃な価格になり、更に、寝具専門店でも吹き込み機械を購入してリフォームするところも出てきました。

羽毛ふとんリフォームの詳細に関しては、以前にブログでもご説明しておりますので、そちらをご覧下さい。
ただ一つ、羽毛ふとんのリフォーム時期についてご説明させていただきます。現在、販売されている羽毛ふとんはどんな高額の物でも5年~10年未満と思って下さい。場合によっては木綿ふとんより短いです。

これは構造上の問題で、特に中の羽毛が片寄ってくるのは仕方が無いことです。一マスの中が完全密閉されている訳ではございませんので、ご使用されている内に必ず片寄ってきます。そんな状態になった時には、早急にリフォームにお出し下さい。それ以外でも羽毛ふとんをご使用して、少しでも「あれ?」と気が付いたら即リフォームです。余計な追加料金も掛からなく済みます。

*中の羽毛が出てきたら即リフォーム。
*中の羽毛が片寄ってきたら即リフォーム。
*襟元の汚れが目立ってきたら即リフォーム。
*干してもカサやボリューム感が無くなってきたら即リフォーム。
*側生地を引っ掛けたり穴を開けてしまったら大大大至急リフォーム!! です。

羽毛ふとんは軽くて温かいおふとんですが、とてもデリケートなおふとんでもあります。取り扱いは慎重に、そして常に気を配ってご使用して下さる様お願い致します。

ただし「羽根ふとん」は、全く別商品なのでリフォームはお受け出来ません。ご了承下さい。
「羽毛ふとん」か「羽根ふとん」の区別が分からない場合でも、お気軽にご連絡下さい。雨の中でもお客様宅までお伺い致します。

次回は今までのセールから進化した「パワーアップ企画第1弾・第2弾」についてご説明を致します。
お楽しみに~♪

明日も頑張るどぉー

2010年5月23日日曜日

おふとんリフレッシュセール 綿打ち直し編


皆様、こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。

今朝の島田市は雨、しかも少し肌寒い朝でした。寝る時は何も掛けずに寝ておりましたが、朝方は寒くて掛ふとんを掛けてました。まだまだ気候が安定しておりませんので、お風邪など引かずにお気を付け下さいませ。


本日で「おふとんリフレッシュセール」は三日目を迎えました。昨日までの二日間で沢山のご注文をいただき誠にありがとうございました。特に綿打ち直しのご注文が多く、既に20枚程のご注文をいただいております。

今回から当セールの各部門についてご説明をさせていただきますので最後までお付き合い下さい。

初回は「綿打ち直しコース」についてご説明致します。

「敷いて3年、掛けて5年」

これがおふとんのお手入れ目安です。最初にこれだれは覚えていただきたく思います。


前回のブログでも語らせていただきましたが、「綿打ち直し」セールを始め今年で16年が経ちました。毎回、地道に折り込み広告を入れて木綿ふとんのアピールしております。そもそも木綿ふとんは江戸時代前から使われており、当時から「打ち直し」の文化もございました。それだけ木綿ふとんは日本の気候に最適なトップ寝具として今日まで使われております。

よくお客様より「私は木綿のふとんが好きなんですが、今時、打ち直しをさせる方はおりますか?」とご質問をいただきます。掛ふとんは羽毛ふとんの出現で多少はご注文が減っておりますが、逆に敷ふとんのご注文は年々増えているのが現実でございます。しかも、掛ふとんも羽毛ふとんから木綿の掛ふとんに換えられる方もいらっしゃいます。特に男性の方に多いです。軽ければいいと「思わない」方がもいらっしゃいますので。
実は、保温力に限っては羽毛掛ふとんより高いのです!! た・だ・し、掛ふとんは木綿100%のままでお仕立て致しますと、保温力・吸収力は抜群ですが、さすがに重過ぎる原因にも繋がります。依って、打ち直しの機械へ掛ける際に1~2割程のポリエステル綿を混ぜさせていただきます。これにより、綿の繊維も切れにくくなり軽くてふっくらな綿として生まれ変わります。綿を入れる量も手作りなのでご注文の際にお申し出下さい。ちなみに冬掛用で2,7kg~3,0kgが標準と思って下さい。

敷ふとんは木綿100%に限ります。今尚、日本人が使っている敷ふとんで木綿ふとんを使っている率は、ナント「60%以上」なんですよ!! これはベッドや既製品の固綿敷ふとんの比率より断然高いです。
弾力性・保温性・吸水性に優れ、布団干した際には、どんな高額な敷ふとんでも真似出来ない気持ち良さが出ます。私がブログの始めに天候の事を言うのは、天気のいい日は出来るだけお布団干しをしていただきたいためなんです。「木綿ふとんは何で重くなっていくの?」とご質問をいただく事もございますが、木綿ふとんは膨張したり自然と増えていく訳ではございません。体から発散された寝汗や室内の湿気を常に吸っているからです。それだけ木綿ふとんとは吸水性に優れておりますのでお布団干しも大切なんです。

お客様からはこんなご質問も寄せられます。
「別のふとん屋さんから 今時、木綿のふとんを使っている人なんておりませんよ~ と言われましたが…」

このような返答する専門店についてご説明致しますと、ただ単に木綿ふとんを作れないか、昔は作っていたけど疲れるから今更作りたくない、だから木綿ふとんの注文を受けたくない。と解釈していただければ結構でございます。逆に私の同業者仲間には、本人が作れなくても木綿ふとんが好きなので、職人さんへ委託注文してまでもご注文を引き受ける店もございます。木綿ふとんが悪いのではなく、その店のやる気次第です。


「綿打ち直し・羽毛リフォームは立派なエコ」

これからの寝具専門店は、お客様に対してこの言葉を一番大切なメッセージとして励んでいただきたく、お客様にも「使い捨ての寝具」から「使い続けられる寝具」をご検討いただきたく、このセールを続けております。

さて、次回は「羽毛リフォームコース」についてご説明させていただきます。お楽しみに~♪

今日も頑張るどぉー

2010年5月21日金曜日

おふとんリフレッシュセール 始まりました!!


皆様こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。

今日は朝から快晴が続き、絶好のお布団干し日和でした。今夜は気持ちよく眠れることでしょう。

さて、本日より上半期最大…いや、年間通して当店最大のセールでもあります「おふとんリフレッシュセール」が始まりました。今朝の新聞にも折り込み広告を入れさせていただきました。今日は開店と同時にご注文の電話が鳴り始め夕方までバタバタと忙しかったです。

広告にはブログのアドレスも掲載してございますので、今回、初めてこのブログをご覧いただくお客様へ簡単ではございますが自己紹介をさせていただきます。

私は島田市中溝町の通称:はなみず木通り沿いにある「寝装寝具みやち」にて、毎日、木綿のおふとんを作っている38歳の一級寝具製作技能士です。同じく一級寝具製作技能士の父・二級寝具製作技能士の母・クマのpoohさんが大好きな妻の四人体制で日々奮闘しております。

17年前に修行を終え、当店で働き始めた翌年からこのセールを始め今年で16回目となりました。当時は羽毛ふとんや羊毛ふとんが全盛期の時代でした。当時、周りの同業者の中でも最年少だった私がどんなセールをやるか注目されました…が、「綿打ち直しセール」の文字に同業者一同ガッカリされましたね。「東京で何を覚えてきたんだ」とか「この時代にまだ木綿とは…期待したが残念だ」と罵声を浴びました。でも忍耐力も鍛えてあったので、他店から何を言われ様とも、このセールだけは続けて参りました。なぜなら、父の代より木綿ふとん好きのお客様が多く、綿打ち直しの注文がとにかく多かったのです。ならば、父がここまでやってきた事を切ってはならない!!と決意を決め、同時に父のライバルになれるように腕を磨きました。

でも、当時は厳しかったですよ。父からもお客様からも。その当時から既に二級寝具製作技能士でふとん作りは毎日やっておりましたが、父が留守の時に接客をしていても、お客様からは「お留守番?またお父さんが居る時に注文するよ」と帰られる事もしばしばございました。何せ、当時私は二十代前半、お客様からの信頼度は低かったです。そんな状態が五年間続き、28歳の時に一級寝具製作技能士の試験を受け合格、静岡県内最年少の一級寝具製作技能士となりました。その頃からお客様にも徐々に認めていただき、私にもご注文をいただける様になりました。しかも、不思議な事にその頃から周りの同業者も綿打ち直しセールを始める店も出始めて参りました。

私のモットーは、一枚のおふとんに対してプロの視点だけではなく、常にお客様目線でも分かるようなご説明を心掛けております。時には長いご説明になってしまう場合もございますが、なるべく専門用語は使わず「寝具専門店に頼んで良かった」と思われる様に日々努力して参りますので、今後ともどんな些細な事でも構いませんので、おふとんで困った事があった際には、是非ともご連絡下さる様、宜しくお願い申し上げます。

次回は、このセールの各部門のご説明をさせていただきます。お楽しみに~♪

明日も頑張るどぉー

2010年5月20日木曜日

アドレス訂正


皆様、こんにちは!! 寝装寝具みやち、ふとん職人の宮地伸芳です。

昨日からの雨も今は止み、青空が広がって参りました。

明日からの「おふとんリフレッシュセール」の準備と急ぎの綿打ち直し注文に追われております。
本日はブログを更新する日では無かったのですが、前回の最後に掲載しました私のEメールアドレスが間違っておりましたので、訂正して再度掲載させていただきます。チョット急ぎ気味に更新すると簡単な事でも間違えてますね。訂正してお詫び申し上げます。序なので住所等も詳しく掲載させていただきます。

島田市内の方は明日の折り込み広告を是非ともご覧いただける様、宜しくお願い申し上げます。

寝装寝具みやち
静岡県島田市中溝町1407-5 (島田市消防署西側400m、co-op島田店西側150m)
TEL&FAX 0547-37-4478
Eメールアドレス wbs58839@mail.wbs.ne.jp

営業時間 9:00~19:30
毎週水曜定休日

もう一つ。昨晩、とても残念な連絡が茨城県の先輩より入りました。
このブログにもよく出てくる私の母校「東京蒲団技術学院」の中村学院長先生がご逝去されました。時期は3月頃だと。親族のみの密葬だったので公にはならなかったのですが、噂ぐらいは私の耳にも入っておりました。

今の私の原点は全て中村先生のお陰でございます。9?歳までお元気だと聞いておりましたが、正式な訃報に残念でなりません。思い起こせば、在学中に全く出来の悪い私を卒業後も熱心にご指導していただき、一級寝具製作技能士まで育て上げてくれました。今日まで大変お世話になりました。そして本当にありがとうございました。木綿ふとんに対する熱き魂は、我々学院OBがしっかりと引き継いで参りますので、今後も天国から見守っていただき、時には「オイッ、そこ違うぞぉー」とお叱り下さい。謹んでお悔やみを申し上げます。


さぁ~てと、今日も頑張るどぉー

2010年5月18日火曜日

夏掛・肌掛ふとん


皆様、こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。

今朝の島田市もいい天気です。ふとん干しには最適です。明日から天候が崩れますのでふとん干しは今日中がお勧めでございます。

このブログは未だに「試験的な公開」とお伝えしておりますが、21日(金)より本格的な公開となります。何ゆえ本格的な公開かと申し上げますと、21日より五月恒例の「おふとんリフレッシュセール」が始まりますが、折り込み広告にこのブログのアドレスを公開しております。多少は覗かれる方が増えるかと思います。あまりアクセス数などは気にしておりませんが、少しでも多くの方に覗いていただくとおふとんに対する見方が変わると思いますのでお時間がある時には今後も宜しくお願い申し上げます。

さて今回は、これから毎日ご使用にならなる「夏掛・肌掛ふとん」について語らせていただきます。

冬掛ふとんと同じく夏掛も中綿によって種類が色々ございます。主に木綿・羽毛・真綿・化繊が主流です。よくお客様よりどの素材がいいかと聞かれますが、使われる方の体質で選ばれるのがお勧めです。夏場に着られる服に木綿素材の物が多いので、おふとんも吸水性・通気性が抜群な木綿の物をお勧め致します。ただし、女性やエアコンを付けて寝られる方には多少の保温力がある羽毛「ダウンケット」をお勧め致します。最近のダウンケットはウォッシャブル加工(ご自宅の洗濯機で丸洗い可能)してある物が多いので、お選びになる際には是非ともご参考にして下さい。

私のような極端な暑がりで汗かきの方には、吸水性・通気性に優れた木綿入りの物をお勧め致しますが、ご自宅での丸洗いは不可なので、その時はとにかく干して下さい。ちなみに、現在、私が使っている夏掛ふとんは「パシーマ」と言う名称の物で、側生地はガーゼ素材、中綿は脱脂綿100%です。脱脂綿とは脂肪分を取り除いた木綿素材で、分かりやすくご説明いたしますと注射を打つ前に消毒液を浸してある綿が脱脂綿です。とにかく吸水性は抜群です。肌が弱い方には毛布代わりにもなる一年中使えるおふとんで、しかも洗濯機での丸洗いが可能です。

当店でもダウンケットは全てウォッシャブル加工、既製品の木綿入りはメキシコ綿100%、そして、勿論、手作りの木綿入り肌掛ふとん(画像参照)を販売しております。只今、この手作りの肌掛ふとんの製作に追われております。

島田市内のみですが21日には折り込み広告が入りますので、お時間のある方は是非ともご覧いただけたら有難いです。宜しくお願い申し上げます。

尚、この広告を市外のお客様からでもご要望がございましたら、当店より郵送致しますのでお気軽にご連絡下さい。

次回はこの「おふとんリフレッシュセール」について、部門に分けてご説明させていただきます。
お楽しみに~

今日も頑張るどぉー


寝装寝具みやち
TEL&FAX 0547-37-4478
Eメールアドレス wbs58839@mail@wbs.ne.jp

2010年5月16日日曜日

敷ふとん二枚分の敷ふとん、完成編


今朝の島田市はいい天気です。絶好のおふとん干し日和です!! おふとんを干して今夜も気持ちよく寝ましょう。

私の近況ですが、GW明けから綿打ち直しのご注文や店に並んでいる新しい綿入りのふとんが売れたり、本格的な衣替え(やっと…)で店売り用の肌掛ふとんの綿入れなど、お陰様で大変忙しい日々を過ごさせていただいております。今週もご婚礼寝具の納品がありますので、今まで以上に仕事場こもりが続きます。そろそろ、ブログもPCからではなく携帯からレスをしなければならない状態になります。極力、二日に一回は更新する努力は致しますので、今後とも宜しくお願い致します。

さて今回は前回の続きで大きな敷ふとんの製作をご報告させていただきます。
寸法が200cm×200cmなので、作る前に注意点(欠点)を考える事から始めました。注意点は以下の通りです。

○綿が総重量で切れ易くなるので綿の繋ぎ目は工夫すること
○2台のベッドマットの繋ぎ目が沈んでいること
○腰高は絶対
○厚くし過ぎない、でも薄くするな!!と
○予算が限られている

…以上の条件を踏まえて、いざ綿入れをスタート!!
綿の繋ぎ目に関しては、少し多めに重ねて繋ぐ箇所を半分に開いて四層の連結でガッシリと繋ぐ方法を二段目までやりました。これなら多少の重さにも耐えられます。中心部分にはベッドマットの繋ぎ目箇所への沈み込みを防ぐために多少厚めに入れました。腰に当たる箇所も厚めにして最後は「もうここまで来たらサービスだ!!」と真綿を六ヶ所厚めに張って綿作りは完成。入れた綿の枚数は29枚!!
そして側生地へ入れるために引っくり返そうとしました…が、さすがにこれは一人では無理だったので手伝っていただき、何とか綿が入りました。ふぅ~ 最後に30箇所の綴じをして完成しました。(画像参照)

一緒にカバーもご注文をいただいておりましたので、綿100%白でファスナーがL字タイプを2枚を縫い合わせて完成。これならお洗濯の際にも出し入れが多少楽になりますし、両側からも出し入れが可能です。

完成したその日の内にご連絡を差し上げますと「直ぐに持ってきてくれ」と。
三つ折にして両手を目一杯広げて持ち上げましたが、まるで厚手の「じゅうたん」を持っている様でした。でも綿が切れてないのも確認でき、これなら大丈夫だ!!と確信してお届け致しました。ご自宅でお待ちしていた旦那様も「大きいなぁ~」と驚かれておりました!!(そりゃそうだ) 先にベッドの上にカバーを広げておき、次におふとんをカバー入れました。寸法もベッドマットとピッタリ!! 喜んでいただけた様で介護をされている奥様を直ぐに呼び出して「今夜から気持ちよく寝られるぞ」と仰っておりました。

最後に私も「いい経験をさせていただき、ありがとうございました」とお礼を申し上げ帰りました。

今回もマイナス原因はスプリング(ポケットコイル)入りのベッドマットでした。ここで皆様へアドバイスです。ベッドをお買い求めになられる際には、なるべく寝具専門店へご相談の上お買上げ下さる様お願い致します。ベッドも寝られる時に使う「寝装品」です。安易にご購入致しますと後悔する事もございます。従って当店や何件かの寝具専門店では

「スプリング(ポケットコイル)入りのベッドマットはお勧め致してはおりません!!」

この件に関しては、またいつかご説明させていただきます。

次回は、これから使う「夏用の掛ふとん」に関して語らせていただきます。お楽しみに~

今日も頑張るとぉー

2010年5月14日金曜日

敷ふとん二枚分の敷ふとん!!

今朝の島田市は雲が多めですが青空も広がっております。昨夜は少し冷えましたが、そんな時も昼間におふとんを干せば温かくて気持ちよく眠れますよ。

さて今回は二回に渡りGW中に製作した敷ふとんをご紹介させていただきます。
その前に予めお伝えさせていただきますが、日々おふとん干しをお勧めしている立場上、このご注文をいただいたお客様に対して作っていいか、ご注文寸法を考え直していただくかとても悩みました。しかし、お客様と2日間に渡りじっくりお話をさせていただいた結果、お客様よりのご注文に100%受け製作させていただきましたことをご了承下さい。

4月下旬にお越しいただきましたこのお客様は、以前にも当店にてシングルサイズの木綿敷ふとん(軽量タイプ)をお買い求めいただいた70歳代の元衣料品店を営んでいらっしゃった旦那様でした。そして、今回いただいたご注文は「200cm×200cmの敷ふとんを作って欲しい。ベッドの上で使うけど綿を厚めに入れてくれ」
200cm×200cmと言えばシングルサイズの敷ふとん二枚分の大きさです。お客様には、それならばシングルサイズの敷ふとん二枚の方が取り扱いが楽で、おふとんも干しやすく、しかもベッドの上でご使用になられるのであるなら厚くしない方が腰にも良いですよ!! と、お伝えさせていただきました。が、お客様には一切受け入れられず…。私も過去にベッドに厚めの敷ふとんを敷いて使用した時に酷い腰痛になった経験者でもありますし、この寸法で作った場合には綿の入れる量は10kg以上になりおふとん干しは中々難しくなります。悩んだ結果、翌日の夜にお客様宅へお伺いさせていただき再度お話をさせていただきました。

そこには六畳間にリクライニング用ベッドが2台、片側がぴったりとくっ付け合って置いてありました。
敷ふとんはそのマットの上に置くと言う事でした。私もシングルサイズ二枚の方を必死にお勧めしました…が、旦那様の話を聞く内に、この注文には別の意味がある事に気が付き始めました。それはこの旦那様の奥様の介護のための意味が含まれている事でした。奥様が数年前より軽い認知症に掛かり始め、今まで畳の上で寝られていたのを寝起きを楽にしてあげるためにリクライニングベッドを購入してあげたところ、固いベッドマットでは奥様が中々馴染めず余計に眠れなくなり夜な夜な起きてしまい結果に、旦那様の更なる介護負担が掛かってしまっている状態だと言う事でした。

買ってしまった高価なベッドは既に返品も利かず旦那様も悩んでいた挙句、当店へお越しいただき敷ふとんのご注文をしていただいた様です。お気持ちはよくご理解致しましたが…どうしようかな!?と私も悩みに悩んだ時に、過去に言われたある言葉を思い出しました。

「それがどんな状態であっても、どんな注文であっても、しっかり作り上げてこそプロなんだぞ!!」

そうです。私はふとん職人です。ふとん屋一筋で生活している一プロの職人です。まだ若輩者ですが…
そう思った時、旦那様に「分かりました。今回もお作りさせていただきます」と返事をさせていたただきましたところ、恐持てのお顔が少しニッコリしました。しかもお宅から帰る際には態々外まで出てきていただき見送っていただきました。

た・だ・し、

私も作らせていただく限りはご注文以上の物を作らせていただきますよ。覚悟はして下さいね。

次回は完成品の画像と、お届けの際のエピソードをご報告させていただきます。


さぁ~てと、今日も頑張るどぉー

2010年5月11日火曜日

五月はおふとんの季節!!


今朝の島田市はシトシト雨が降り続いております。タイトルがイマイチでしたね…

でも、五月はおふとんを見直す一番大切な時期なんですよ。私が修行から帰って今年で18年。その年からお客様に対して「おふとんのお手入れをするには五月が最適なんです!!」と言い続けて参りました。五月もGWも過ぎて気温も暖かくなって参りますと、冬用の掛ふとんや毛布、コタツふとんも使わなくなり押入れへ片付け始めますね。「そこでチョット待ったー」なんです。冬用のおふとんって何ヶ月ご使用になられましたか?ここ静岡県中部地方は温暖な土地でも11月よりご使用になっていると思います。11月・12・1・2・3・4の約半年もご使用になられているのです。しかも、寝る時に使っている掛ふとんや毛布は1日約六~七時間。それを半年間使い続けてそのまま押入れの中へ片付けてしまいますか?

ちなみに皆様が普段着られている衣服で同じように考えてみて下さい。毎日着替えますので同じ服を毎日着ていくこともありませんし、冬用の上着も何着かお持ちでいらっしゃいますのでその日の気分で替えて着ておりますよね。でも、おふとんは一種類ずつしか使っていないので、それを半年間使い続けているのが現実ですよね。

以前にもお伝え致しましたが、人間は寝ている間にもコップ一杯分の汗をかいております。普段はカバーをお洗濯したりおふとんを干して解決できますが、この時期は押入れに片付ける前に全てのおふとんのチェックをしていただきたいです。

考えてみればおふとんのお手入れをしていないなぁ~…と思った方は是非この機会におふとんをリフレッシュをお考え下さい。例えば、木綿のおふとんの中綿が固くなってきたかな!?と思いましたら綿の打ち直し。羽毛掛ふとんの側生地が痛み始めたりボリュームが無くなってきたり中で片寄り始めてきたら羽毛リフォーム。毛布やコタツふとんや「まだ新しくしたばかりだから」と言う方にはおふとん丸洗いをお勧め致します。

今週は天候が安定しておりませんし、連休でお金を使ってしまって何処にも行けないからご自宅でゆっくり過ごすと言う方へ、1時間だけで構いませんので押入れに片付けようとしているおふとんや長年押入れの中に眠っているおふとんを見直してみる時間にお使い下さい。

今回の画像は羽毛リフォームの完成品です。ご覧いただきました様に新品同様に仕上がります!!

さて、次回は先月ご注文いただき連休中に作らせていただいていた「凄い敷ふとん」をご覧いただきます。それを作ったまでのストーリー付きで。お楽しみに~♪

今日も頑張るどぉー

2010年5月9日日曜日

出張実演、レポート3




今朝の島田市は晴れです。朝晩はまだ涼しいですが、昼間は半袖一枚で過ごせます。私も昨日より夏用の仕事着に衣替えして仕事場にこもっております。明日からまた天候が崩れるという事なので、おふとん干しは今日中がお勧めですね。

さて今回も3月に開催された横浜市みなとみらい地区でのイベントレポートをします。
翌朝、ホテルをチェックアウトして地下鉄で移動して9時には会場へ到着。本日は実演も控えていたのでいつも着ている作業着(ツナギ)に着替えました。初日に「座布団中綿当てクイズ」で差し上げていた小座布団が少々不足気味になったので、3人で急いで作り始めました。10時のオープンには間に合い準備万端!! ところが三連休中日の日曜日。オープンと同時にご来場者が殺到し、我々のブースにも一斉にお客様がお越しになり、携帯枕の体験講習の予約者が15分程で満員御礼!!!! 残念がるお客様もいらっしゃいましたが、その代わりに座布団中綿クイズの応募をやっていただきました。2日目は東京都&川崎マイスターの出店はしておりませんでしたが、ミニステージでの実演があったのでお偉い様が数名はお越しになられてました。

昼頃になりますとご来場者もピークになり会場は大賑わい♪我々のブースもバタバタと大忙し。講習をやっている間もあちらこちらよりおふとんに対するご質問が。都会に住まわれていらっしゃる方でも木綿のおふとんに対する関心の高さに、私も大変驚くと共に嬉しかったです。

そんなこんなでバタバタとしていたら時計は14時を過ぎて実演の時間が刻々と近付いて参りました。携帯枕の体験講習も全て終え一旦片付け、14時30分前になり仕事場より持参した綿を袋より出し側生地を広げた瞬間に新貝先輩が会場に響き渡る大きな声で

「こちらのブースでは只今より木綿敷ふとんの実演を行いまーす!!」

エーーーーー!!(汗)

そんなにアピールしなくてもいいのにぃ~…と思っても時は既に遅く、ブースの周りには40名程のご来場者と東京都&川崎マイスターのお偉い様がお集まりになられました。一気に緊張の度合いが増して参りましたが逃げ場もございません。公衆の場で作るのは初めてでもないので、いつも通りに作ろう!!と覚悟を決め、いざスタート!!横で新貝先輩が見学者へ分かり易く説明しながら私は緊張しつつも作り続けていきました。綿作り(綿が敷きふとんの形になったこと)も終わり真綿を張る時は「おぉぉぉ~」と、側生地をひっくり返して綿が中に入った時も「おぉぉぉ~」と驚かれました。こうしてお客様の反応が声を出してあった時は気持ちがいいですね♪舞台俳優さんやミュージシャンの気持ちがよく分かります。

仕上げも済みトラブルも無く無事に完成。出来上がった敷ふとんを見学されていた方一人一人が直接触って「新しい綿で作った木綿の敷ふとん」の感触を確かめておりました。中には「これいくらで売るの?」とお聞きになられたので、シングルロングサイズなので21,000円と答えたところ「名刺を下さい」と。近場ではございませんがご要望とならばご連絡をお待ちしております。
これで2日間のイベントが全て終了しました。ホッ。

最後に東京都のお偉い様が私の所へ来て

「技能グランプリへ出場する気があるならばいつでも待っているよ」

「考えておきますよ」と答えたところ、

「その時はもう少し笑顔で作った方がいいよ」

………。(素の顔で作ったつもりなんですけども~)

こうして我々4人は会場を後にして、大渋滞に加えて睡魔と戦いながら帰りました。

近年では色んな職人さんが県内の小中学生へ出向き、体験講習をする「WAZAチャレンジ」がございますが、単体のグループでの出張講習も可能ですので、当店又は組合事務所「静岡県わた商工組合」までお気軽にお問い合わせ下さい。

さて次回は「五月はおふとんの季節」について語らせていただきます。


今日も頑張るどぉー

2010年5月7日金曜日

出張実演、レポート2


快晴続きだった大型連休も終わり今朝の島田市は雨です。連休疲れしてませんか?夜はおふとんでぐっすり休んで疲労回復して下さい。

さて今回は前回に引き続き3月に開催された横浜市みなとみらい地区でのイベントレポートをします。

初日もそろそろ就業時間が近付いた時に「皆さんご苦労様~」とお声を掛けてきた方がいらっしゃいました。その方とは、このブログでも何回か出てきた私の母校「東京蒲団技術学院」時代の教師であった 澤田清子先生だったのです。(画像参照) お会いするのは蒲団学院の最後のOB会以来?年ぶりです。澤田先生も東京都の組合ブースにて小座布団の体験講習の講師役でお越しになられてました。いつもニコニコと笑顔がお似合いな先生ですが、在学中は出来の悪い私には特に厳しい先生でしたが、卒業した以降も一級寝具製作技能士になるまで温かく見守っていただきました。今でも年賀状等で近況報告を続けさせてもらっております。

実は今回一緒に来ている土屋先輩や新貝先輩も澤田先生の教え子なんです。なので澤田先生からも東京都の組合の方に「この子達、皆、私の教え子なんです!!」と鼻高々で大変喜んでいらっしゃいました。私も先生がお元気で嬉しゅうございます。

澤田先生始め東京都の組合ブースは20日のみの出店だったので明日に控えた私の実演は「見る事が出来なくて残念」と言っていただきました。逆に私は先生に横で見られると緊張し過ぎて…とても真っ当には作れませんよ~ 最後は先生を囲んで皆で写真を撮り合って握手して会場を後にしました。澤田先生、ありがとうございました。いつまでもお元気で。(緊張したー)

その後、我々も出店ブースの片付けをして関内まで電車移動をしてホテルにチェックイン。近くの居酒屋で打ち上げして寝ました。

いよいよ明日は私が実演する番です。そんな事考えていたら眠れません…いや眠れないのはホテルのベッドマットが異常に固すぎるせいでした。

次回は実演のレポートをさせていただきます。お楽しみに~

さぁ~てと、今日も頑張るどぉー

2010年5月3日月曜日

出張実演、レポート1


今朝の島田市も気持ちいい五月晴れです。只今、貸し布団の回収へ行って来ましたが、既におふとんを干していらっしゃるお宅が沢山ありました。今夜も気持ちよく眠れることでしょう!!

今回は予告通り…いや遅くなりましたが、去る3月20日21日に横浜市のみなとみらい地区にあるパシフィコ横浜ホテルイベント会場で開催された「ものづくり立国・日本 次世代フェスタ」でのイベント報告をさせていただきます。

このイベントは全国技能士会連合(?)主催で各職種の職人さんの仕事を理解していただき、仕事風景をアピールするイベントです。しかも会場内での物販は禁止されており、各ブースでの体験講習された物は全て無料で差し上げるのです。

毎年、全国各地で行われているみたいなんですが、今回は神奈川県での開催でした。…で、なぜ静岡より参加なのか?と疑問に。残念ながら神奈川県には寝具組合が無く、代わりに「川崎マイスター」と称す職人さんのグループの中にふとん職人さんが数名いる程度。その方たちが東京の寝具組合さんと合同で1つのブースにて出店されてましたが、都合で一日のみの出店…。これでは物足りないと全国寝具技能士組合のお偉い様より「静岡県は隣県の組合なんだから出店頼む」と要請を受け引き受けたそうです。
ちなみに静岡県の寝具組合は凄いですよ!!組合名は「静岡県わた寝具商工組合」加盟店数は今尚200店。その中に親組合・青年部・技能士会の組織に分かれおり今回は技能士会の担当。静岡市清水区にある「新貝ふとん店」様(職業訓練学院時代の先輩)より要請されて私も行く事になりました。これが俗に言う縦社会の「上からの命令」なんでしょうね。最初はお断りしましたが「上から命令で一級寝具製作技能士で一番若い者を連れて来い!!と言われた。君に逃げ場は無い」 こうしてもう一人の一級寝具製作技能士である静岡市葵区の土屋ふとん店様のご主人(こちらも同学院先輩)と組合事務局長の4人で、いざ横浜市へ向かいました。

20日、朝9時には会場入りして準備を始め、初日は全員で衣装まで合わせてると言うことで作務衣を支給され着替えて10時にイベントスタート。我々のブースは2日間共通で、敷ふとんの実演・携帯枕の体験講習・座布団の中綿当てクイズを行いました。ブース開店と共に新貝先輩の敷ふとんの実演が始まりいきなり人が集まってきました。新貝先輩は数年前に全国技能コンクールでも優勝&総理大臣賞になった位の実力者。いつ見ても動きに無駄が無く綺麗に作っていきます。お見事!!その後、携帯枕の体験講習者に作り方を教えながら一緒に作り差し上げて、事務局長は座布団中綿当てクイズの対応をしておりました。

初日なのでご来場者も思っていた人数よりも…でしたが、ここは都会。静岡県で行っているイベントよりは少し多目でした。そして、夕方になりそろそろ初日の終業時間が近付いた時に、遂にあの方がブースへお越しになりました。お会いするのは?年ぶりです。一気に緊張感が増しました。その方とは…次回に続きます。

画像はイベントスタート時の1枚。
手前左より土屋さん、右が事務局長。後方左より新貝さん、私(顔デカ)、全国技能士会のお偉い様。


当店は明日明後日と連休させていただきます。ご了承下さいませ。


今日も頑張るとぉー

2010年5月2日日曜日

「FUTON」


5月に入り2日続けて五月晴れの島田市です。今日もおふとん干し日和ですね。
昨日は道が大変混雑しておりました。配達していても国一バイパス下り線が…更に渋滞を避けるために県道(旧国道一号)まで大渋滞しておりました。ドライバーの皆さん、お疲れ様です。

さて今回は一枚の写真を載せました。ここで問題です!!

「ここは何処でしょう?」

ズバリ、フランスです。しかもパリです!!凱旋門のあるシャンゼリデ通り(?)から中に入った通りにある「ふとん屋」です。「FUTONS OMOTE」とありますが、ナント、木綿のおふとんと畳表を売っているお店です。

旅行好きの姉が数年前にパリへ旅行した際に頼んで写してきてもらいました。「頼んで写してもらった!?」と言いましたが、そうなんです!! 実はこのお店は私が修行時代の「東京蒲団技術学院」へ在籍中に学院長先生より「卒業生の中にパリで木綿のふとん屋を営んでいる者がいるんだ」と聞いたことがあり、それがずっと頭から離れませんでした。

一般的な考えでは欧州などでは羽毛や羊毛が主流と思われておりますが、それは間違いなんです。羽毛はドイツだけが主流(羽毛発祥国)、羽毛の品質表示でよく聞くポーランドやハンガリーでも輸出物として扱われているだけです。羊毛は毛布か敷物か衣類のみ、メインの寝具は「木綿」なんです。ただし、作りが日本のような「ふとん」ではなく、そこは欧州風に仕立てられております。エコ・リサイクルも日本より進んでいるので、勿論、打ち直しも取り扱っております。

それならば!! と、日本よりパリへ飛んだ学院の先輩が「FUTON」を広めようと頑張っていらっしゃるのです。パリジェンヌにも受ける様に使用する色合いも大変鮮やかです。素晴らしい~

某寝具メーカーのお偉い様が「日本はふとん最先進国」と言った事がございますが、では、なぜ木綿のおふとんを見捨てたんでしょうかね?当店でも、今尚、お客様からのいただくご注文は「木綿」が一番多いです。寝具も世界基準…とは言いませんが、欧州でも親しまれている「木綿ふとん」を、日本でも親しまれ続けられるよう私も頑張っていきます!!

それにしても、この写真を姉からいただいた時の衝撃も頭から離れてません。なぜなら、これが私の「夢」でもあるので。「夢を実現するために今を頑張る」


次回は3月に開催した横浜市でのイベントのご報告…かも!? お楽しみに~


今日も頑張るどぉー