2010年5月23日日曜日
おふとんリフレッシュセール 綿打ち直し編
皆様、こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。
今朝の島田市は雨、しかも少し肌寒い朝でした。寝る時は何も掛けずに寝ておりましたが、朝方は寒くて掛ふとんを掛けてました。まだまだ気候が安定しておりませんので、お風邪など引かずにお気を付け下さいませ。
本日で「おふとんリフレッシュセール」は三日目を迎えました。昨日までの二日間で沢山のご注文をいただき誠にありがとうございました。特に綿打ち直しのご注文が多く、既に20枚程のご注文をいただいております。
今回から当セールの各部門についてご説明をさせていただきますので最後までお付き合い下さい。
初回は「綿打ち直しコース」についてご説明致します。
「敷いて3年、掛けて5年」
これがおふとんのお手入れ目安です。最初にこれだれは覚えていただきたく思います。
前回のブログでも語らせていただきましたが、「綿打ち直し」セールを始め今年で16年が経ちました。毎回、地道に折り込み広告を入れて木綿ふとんのアピールしております。そもそも木綿ふとんは江戸時代前から使われており、当時から「打ち直し」の文化もございました。それだけ木綿ふとんは日本の気候に最適なトップ寝具として今日まで使われております。
よくお客様より「私は木綿のふとんが好きなんですが、今時、打ち直しをさせる方はおりますか?」とご質問をいただきます。掛ふとんは羽毛ふとんの出現で多少はご注文が減っておりますが、逆に敷ふとんのご注文は年々増えているのが現実でございます。しかも、掛ふとんも羽毛ふとんから木綿の掛ふとんに換えられる方もいらっしゃいます。特に男性の方に多いです。軽ければいいと「思わない」方がもいらっしゃいますので。
実は、保温力に限っては羽毛掛ふとんより高いのです!! た・だ・し、掛ふとんは木綿100%のままでお仕立て致しますと、保温力・吸収力は抜群ですが、さすがに重過ぎる原因にも繋がります。依って、打ち直しの機械へ掛ける際に1~2割程のポリエステル綿を混ぜさせていただきます。これにより、綿の繊維も切れにくくなり軽くてふっくらな綿として生まれ変わります。綿を入れる量も手作りなのでご注文の際にお申し出下さい。ちなみに冬掛用で2,7kg~3,0kgが標準と思って下さい。
敷ふとんは木綿100%に限ります。今尚、日本人が使っている敷ふとんで木綿ふとんを使っている率は、ナント「60%以上」なんですよ!! これはベッドや既製品の固綿敷ふとんの比率より断然高いです。
弾力性・保温性・吸水性に優れ、布団干した際には、どんな高額な敷ふとんでも真似出来ない気持ち良さが出ます。私がブログの始めに天候の事を言うのは、天気のいい日は出来るだけお布団干しをしていただきたいためなんです。「木綿ふとんは何で重くなっていくの?」とご質問をいただく事もございますが、木綿ふとんは膨張したり自然と増えていく訳ではございません。体から発散された寝汗や室内の湿気を常に吸っているからです。それだけ木綿ふとんとは吸水性に優れておりますのでお布団干しも大切なんです。
お客様からはこんなご質問も寄せられます。
「別のふとん屋さんから 今時、木綿のふとんを使っている人なんておりませんよ~ と言われましたが…」
このような返答する専門店についてご説明致しますと、ただ単に木綿ふとんを作れないか、昔は作っていたけど疲れるから今更作りたくない、だから木綿ふとんの注文を受けたくない。と解釈していただければ結構でございます。逆に私の同業者仲間には、本人が作れなくても木綿ふとんが好きなので、職人さんへ委託注文してまでもご注文を引き受ける店もございます。木綿ふとんが悪いのではなく、その店のやる気次第です。
「綿打ち直し・羽毛リフォームは立派なエコ」
これからの寝具専門店は、お客様に対してこの言葉を一番大切なメッセージとして励んでいただきたく、お客様にも「使い捨ての寝具」から「使い続けられる寝具」をご検討いただきたく、このセールを続けております。
さて、次回は「羽毛リフォームコース」についてご説明させていただきます。お楽しみに~♪
今日も頑張るどぉー
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