2010年9月11日土曜日
この中綿にはご注意を!!
皆様こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。
本日も宜しくお願い致します。
昨日と今日はいい天気になりましたね。風もサラサラして秋の訪れが目の前にやって来たな!!と言った感じです。おふとん干しには絶好のコンディション。本日もおもいっきり干して、今夜は気持ちよくお休み下さい。
台風明けより、綿打ち直しのご注文が続け様にいただいております。昨日は朝一でご来店いただいたお客様より新しい綿入り敷ふとんのご注文、午後は一軒で6枚の綿打ち直しのご注文がございました。本当にありがとうございます。最高の技術・最高のお仕立でお届けさせていただきます。
前回のブログで、カバーリングの事を語らせていただきましたが、多数のお客様より、現在のお布団のサイズとカバーリングの関係について、もっと詳しく教えて欲しい!!とございました。この件に関しては、近日中にブログにてご説明させていただきます。お楽しみに♪
さて今回は、始めに画像をご覧下さい。
最近いただいた綿打ち直しのお布団の中にあった1枚です。見てもお分かりの様に凄い綿ですね。
以前ブログで「ベッド解体」の際にも出てきた「再生綿」です。ハッキリ言って気持ちが悪いです。しかし、側生地に覆われている状態では触った感じは、木綿と化繊が混ざった綿「綿混」とあまり区別が付きません。当店では綿打ち直しのご注文をいただいた際には、必ずお客様の前で側生地の口の部分を解いて中綿を確認させていただきます。その最大の目的はこの綿が入っていないか確認するためでございます。
「再生綿」とは、普段、皆様が着られる衣類、特に冬用のセーターやウール素材の衣類を細かく切り刻んで、そこに化繊綿を混ぜて出来た綿の事です。この中綿が入ったお布団を購入された方よりお話を聞くと、皆様「再生綿と書いてあったから、打ち直しが出来る綿が入っていると思った」と言われます。
実際には「再生綿」とは、再生された綿の事を言っております。これが売り手と買い手の心理を付いた「紛らわしい言葉」の一つです。
この綿については賛否両論がございます。実際にこの綿を打ち直してまたお布団に入れる同業者がおられますが、私はこれを「綿」としては絶対に認めません。綿打ち直しを希望されてもお断り致しますし、お客様もこの綿を実際にご覧になりますと、大半の方が気持ち悪がりますし「処分して下さい」と言われます。
ここで一つ付け加えておきます。
「木綿ふとん」は、一部を除いて寝具専門店しか販売されておりません。その一部とは、高級デパート等で、名のあるふとん職人さんが作った木綿ふとんを販売いる場合がございますが、それ以外は、寝具専門店しか販売されていないと思って下さい。理由もただ一つ、大量生産される程、ふとん職人が居ないからです。
ちなみに、このお布団のご購入先は、またまた農○です。ホトホト困りましたね。
木綿ふとんをご購入される際には、必ず寝具専門店にてご購入下さる様、お願い申し上げます。我々、ふとん職人が最高の綿を入れて、最高のお仕立でご提供させていただきます。
本日はこの辺で。
さぁ~てと、今日も頑張るどぉー
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿