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皆様こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、宮地伸芳です。
本日も宜しくお願い致します。
昨夕からの雨も上がり、今朝は少し暖かい朝を迎えた島田市でございます。今日は一年で一番昼間の時間が短い「冬至」でございます。雨上がりですのでお布団干しは午後からですね、昼間の日照時間を有効に活用してください。
昨日も仕事場でお仕立ての仕事をしておりましたが、ご来店するお客様や電話注文での配達などで慌しい一日でした。お買上いただいた皆様、厚く御礼申し上げます。
さて今回も普段お客様よりお寄せいただくお布団に関するご質問・お問い合わせにお答えする How to企画「年忘れ・How to お布団」をお送りさせていただきます。
今回は前回に引き続き押し入れに関する疑問にお答えさせていただきます。今回のご質問も今年はよくいただきましたね。
Q、押入れにお布団を入れたいのですが、お布団が2枚並べて入りません。
Q、自宅を新築して、その際に大工さんにお願いしてお布団専用の押入れを作ったのですが、何故かお布団が入りません。何が原因ですか?
A、押入れに限らず建物内の設計は尺貫法に基づき設計されている場合が多く、大体ですが押入れの広さは畳一畳分です。逆に現在のお布団はセンチ法で定められ裁断しております。畳の広さは幅が約93~94㎝に対してお布団(敷ふとん)シングルサイズの幅は約100cm、押入れにお布団を2枚並べて置くには無理がございます。これが原因だと思います。
ここからは私の憶測ですが、日本は昔から全ての寸法が尺貫法に基づき決めてきました。それは衣類も含むお布団も同じく、着物などの反物も未だに尺貫法でございます。現在、JIS企画に定められている敷ふとんのサイズは、幅100cm×丈200cmですが、江戸時代~昭和初期辺りまでは畳一畳分と同じ 幅90cm×丈180cmが今でいうシングルサイズでございました。今でも50年前の敷ふとんを拝見させていただくと、この寸法のお布団が出てきます。その後、昭和中期頃に幅が広がり90cm→100cmとなり、幅100cm×190cmが敷ふとんの寸法に。その後、現在の100cm×200cmの寸法になったと思われます。
2番目のご質問は、私が直接お届けした際に「お布団はここに入れて下さい」と言われました。2階のベランダと寝室の間にお布団用の押入れが作られており、中には湿気対策でスノコも敷かれておりましたが…が…が、お布団が入らない事態に!! 横向きにしても奥行きが足らずこれまた入らず。お客様に尺貫法とお布団サイズのご説明をさせていただきまして、他の押入れに移しましたが、皆様もこの件に関してはくれぐれもご注意下さいね。
序にアドバイスもさせていただきますが、近年、新築を建てた際に余った廃材で大工さんや建具屋さんがサービスにコタツ本体を作られる場合がございます。プロが作るコタツだけに実に頑丈で高級感がございますが、寸法が…。私どもふとん職人もプロなので、それに合わせたコタツ掛ふとんを作るのは問題はないのですが、サイズが特注になってしまいますので、コタツ掛ふとんに対するカバーリングも既製品は無く特注になりますのでご注意下さい。もし大工さんがコタツを作っていただける場合には、お近くの寝具専門店へご連絡していただき、サイズの確認だけはお願い致します。
チョット長くなってしまいましたね。
本日はこのへんで。次回も「年忘れ・How to お布団」をお届けいたします。お楽しみに♪
今日も頑張るどぉー
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