４０年前のお布団をふかふかに!! パート１

皆様こんにちは!! 寝装寝具みやちのふとん職人、
宮地伸芳です。

本日も宜しくお願い致します。

「eコミュニティしまだ」よりご覧いただいている皆様も
宜しくお願い致します。


今朝は時より小雨も降りましたが、その後はいい天気の島田市でございます。台風続きでお布団も湿気を吸ってしまっている状態でしょう。お天気がいい日にはお布団干しを忘れずに。ポカポカお布団で今夜も気持ちよくお休み下さい。

今日は午前中に焼津の綿工場行き、午後からは出来上がっているお布団のお届けに専念しておりました。(仕事場に入っても出来上がったお布団の置く場所が無くて…)

そんな配達中に「g-skyFMしまだ」を聞いてましたら、ゴミの不法投棄の事を言っており、捨てられていた中には「お布団」も含まれておりました。寝具専門店としては、とても心を痛めることです。使い捨ての「固綿敷ふとん」か？または格安量販品だったのでしょうか？それとも木綿ふとんだったのでしょうか？どんなお布団にしても不法投棄は許せません。


そこで、たまたま本日お届けさせていただいたお布団を是非ともご参考にしていただければと思いまして、今日と明日は驚きのお布団をご紹介させていただきます。

先ずは先月にご注文いただいておりました中河町にお住まいのN様のお布団のご紹介です↓↓↓↓↓

敷ふとんはシングルロングサイズにお仕立て。

105cm×210cm 6,6kg入り、２枚。

掛ふとんもシングルロングサイズにお仕立て。

150cm×210cm 3,1kg入り、２枚。

お座布団は銘仙判サイズにお仕立て。

55cm×59cm 1,1kg入り、５枚。

ちなみに敷ふとんとお座布団に入っている綿はこちら↓↓↓↓↓



何も混ぜてない純粋な綿100％です。

綿を打ち直しても、吸水性・保温性には大変優れております。(掛ふとんは芯に化繊わたが挟んでおりました)　この中綿をよく覚えておいて下さいね。


では本題に入りましょう。

お仕立ての最中に気が付いたことなんですが、こちらの綿はナント!! 「和綿」だったのです。日本で栽培された綿花より製綿された木綿わたを使ってお仕立てされたお布団だったのです!!

現在、使用されている木綿わたは、インド産・メキシコ産・米国産・パキスタン綿のいずれかで、日本で栽培された綿花が入っていたと言うことは…お届けの際にN様へ「何年前にご購入されたお布団ですか？」とお聞きしましたら、

「４０年チョットかな!?」

やはりそうでしたか。ちなみに私は先月４０歳になったばかりですので、私より年上の綿なんです!! その当時は、日本各地でも綿花栽培をされておりましたので、国産綿「和綿」を入れたお布団は通常にあったのです。でも高価だったみたいですよ。

当時の御婚礼寝具として嫁ぎ先へ持って来られたお布団でしたが…、ここからです!!

そのお布団をご使用になられなくなった以降も、時々、お布団干しをされていたので、カチカチに固まらずに今日まで綿打ち直しが可能な状態を維持できていた訳でございます!! 出来上がりは画像をご覧いただければお解りの通り、新品同様に生まれ変わるのです。

貴重な「和綿」を捨てずに本当に良かったですね。しかも、今日までお布団のお手入れも間違っていなかったN様に感謝いたします。この度は本当にありがとうございました。私も久しぶりに「和綿」でお仕立てさせていただいて良い経験になりました。心より御礼申し上げます。

本日はこのへんで。。。

明日もこの続きをお送りさせていただきます。

明日も頑張るどぉー

がんばろう 日本!!